サッカー日本代表のディフェンスラインにおいて、今や欠かすことのできない絶対的な存在へと成長を遂げた伊藤洋輝選手。
2026年北中米ワールドカップ(W杯)の開幕を控え、強豪国と渡り合うサムライブルーの「守備の要」として、日本中から熱い視線が注がれています。
現在はドイツの絶対王者、バイエルン・ミュンヘンという世界最高峰の舞台で挑戦を続ける彼ですが、そのキャリアは決して順風満帆なエリート街道だけではありませんでした。
高校時代に下した大きな決断や、地道な努力の積み重ねが、世界に通じる強靭なメンタリティーをいかに育て上げたのか。
今回は、世界へ羽ばたいた伊藤洋輝選手の「原点」と、その知られざる足跡に迫ります。
伊藤洋輝の出身高校はどこ?
伊藤洋輝の出身高校を紹介します。
当初の高校
当初の高校は、 磐田東高等学校(静岡県磐田市)。
ジュビロ磐田U-18に所属しながら通学していました。
磐田東高は地元でサッカー部も活動しており、伊藤はU-18の選手として高校生活を送っていました。
転校先
高校3年時の2017年5月頃、トップチーム昇格決定後に通信制の第一学院高等学校へ編入・転校。
プロ契約とトップチーム練習帯同を優先するため、ユースの公式戦出場を控え、柔軟にスケジュールを調整できる通信制を選択しました。
転校した理由は?
転校の大きな転機となったのが、2017年5月19日のトップチームへの昇格(2種登録)でした。プロとしての本格的な練習や試合に専念するため、環境を変える必要に迫られたのです。
当時通っていた全日制高校では、厳しいプロの練習スケジュールと日々の授業や部活動を両立させることは極めて困難でした。
そこで、レポート提出やスクーリングの融通が利き、トップチームの練習に完全帯同できる通信制高校への転校を決断します。
転校後はジュビロ磐田U-18の試合には出場せず、一歩早くプロの舞台へ集中することを選択。
この若き日の大きな決断こそが、のちに欧州へと羽ばたく飛躍の基盤となりました。
第一学院高等学校は多くのプロスポーツ選手の卒業生を抱えており、伊藤も同校の卒業生として日本代表選出時に祝福されています。
伊藤洋輝の学生時代のエピソード
磐田東高校時代を中心にエピソードを紹介します。
静かな努力家
高1・2年の担任だった山本先生によると、伊藤は「静」のイメージ。
初めは自分から積極的に話すタイプではなかったが、話せばしっかりコミュニケーションを取る生徒でした。
クラスの中心グループに所属していましたが、自ら主導するより一歩引いた位置で物事を見守るタイプ。
「模範的な生徒に近い」と評されています。
学業との両立
サッカー中心の生活になりがちですが、伊藤は「勉強をおろそかにしてサッカーに影響を出したくない」と強く意識。
テスト前には騒ぐクラスメートをよそに、自分の机を黒板の真ん前まで運んで一人黙々と勉強する姿が見られました。
学年約160人中で上位10番台をキープする成績を維持。
補習や提出物遅れでサッカーに支障を出すようなことは一切ありませんでした。
真摯な姿勢
プロ昇格後は通信制に転校し、トップチーム練習に帯同。
休みの日も自主練習を欠かさず、名波浩監督(当時)からもその姿勢を評価されました。U-18時代から各年代日本代表に選出され、努力が実を結んでいきました。
伊藤洋輝のユース時代
伊藤洋輝は幼少期から静岡県西部地区を拠点に活動するマリオフットサルスクールでプレーし、サッカーとフットサルの両方に親しんでいました。
浜松市立蒲小学校の4年生の春休みには、ブラジルの名門クラブであるサントスFCの下部組織のセレクションに合格し、短期留学した経験もあります。
小学校卒業後はジュビロ磐田U-15(浜松市立丸塚中学校)に進み、その後ジュビロ磐田U-18(磐田東高等学校)でプレーしました。
2017年5月19日にはトップチームに昇格し、昇格決定後はユースの試合には出場せず、通信高校に編入してトップチームの練習に帯同することになりました。
ユース経歴の詳細は以下の通りです:
- SANTOS FC SOCCER ACADEMY JAPAN
- 浜松蒲サッカースポーツ少年団(浜松市立蒲小学校)
- ジュビロ磐田U-15(浜松市立丸塚中学校)
- ジュビロ磐田U-18(磐田東高等学校)
- 2017年5月 – 同年12月:ジュビロ磐田(2種登録選手)
なお、伊藤はFIFA U-20ワールドカップポーランド2019にも出場しており、ユース世代から国際舞台での経験を積んでいます。
高校時代が転機
高校3年生でのトップチーム昇格と、それに伴う通信制高校への転校。
この大きな決断こそが、当時から極めて高かった伊藤洋輝選手の「プロ意識」の表れと言えます。
安易にどちらかを諦めるのではなく、学業とサッカーの本質的な両立を模索し、自ら環境を変えたその姿勢。
それこそが、欧州移籍後の度重なる怪我を乗り越え、名門バイエルン・ミュンヘンで世界の強豪と渡り合う現在のタフなメンタリティーを育んだのでしょう。
いよいよ迎える2026年北中米W杯でも、日本代表の守備の要として絶大な期待を背負う彼ですが、その原点は磐田東高校時代に培った圧倒的な「集中力」と「バランス感覚」にあります。
彼の学生時代は、決してスポットライトを浴び続ける華やかなスター街道ではありませんでした。
しかし、泥臭く地道に努力を積み重ねた日々があるからこそ、今の輝きがあるのです。
伊藤洋輝のプロフィール
🇩🇪🇯🇵🇪🇸伊藤洋輝が退団へ!「スペインリーグへの移籍に前向きな姿勢を示している」https://t.co/19YqI98DBd #日本代表 #伊藤洋輝 #バイエルン・ミュンヘン #ラ・リーガ
— FOOTBALL TRIBE JAPAN (@FootballTribeJP) June 11, 2026
氏名伊藤 洋輝(いとう ひろき)
背番号21
ポジションDF(センターバック、左サイドバック)
利き足左足
生年月日1999年5月12日
年齢:27歳(2026年6月現在)
身長 / 体重188cm / 84kg
出身地静岡県浜松市中央区
所属クラブFCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ・ブンデスリーガ)
日本代表2022年〜
188cmの恵まれた体格を生かした守備と、左足の強烈なキック力を持つ守備のオールラウンダーです。
攻撃のスイッチを入れる正確なロングフィードが持ち味で、センターバックだけでなく左サイドバックや守備的ミッドフィールダーとしてもプレー可能なポリバレント性を持ちます。
まとめ
伊藤洋輝選手についてお届けしました。
今後の活躍が期待されます。

